MESSAGE

工務部
主任

2015年入社/K.H.

現場を円滑にまわすために、心がけていること

― 仕事を「先読み」して現場を管理

仕事の全体を見渡して、次の工程や必要な作業を「先読み」する。仕事として当たり前のことですが、入社して5年経った今、ようやくこれができるようになった気がします。思えば入社当時は目の前に作業に追われるばかりで、全体の進捗が見えてなかった。今は職人さんが求めていることもすぐ理解できるし、仕事の先を読んで動き、一人でも現場をまわせるようになりました。

その成長が評価されたのか、昨年主任に昇格。教育担当として、新卒で入社した社員の研修も任されるようになりました。自分の説明でちゃんと理解してもらえるか、最初は不安だったのですが、何度も一緒に現場に行くうちに、きちんと伝わっていることがわかり安心しました。教えることで自分自身の知識・見解も深まりますし、わからないこと、気になることがあればどんどん聞いてきてほしいです。

― 現場ではコミュニケーションも大切

当たり前のことですが、マンションを1棟建てるには、多くの人の手が必要です。建物をつくるための設計や施工、大工さん。インフラも電気だけじゃなく、下水道・ガス・設備工事などさまざまな職人の手が必要です。どれか1つ欠けても、人が住む建物は成り立ちません。

現場では自社の協力会社だけでなく、他社や初対面の職人さんと一緒に仕事をすることもよくあります。だからこそ、気をつけていることはコミュニケーション。電気以外の工事の不具合のせいで、全体のスケジュールが変更になることもありますし、逆に電気工事のために他の工程を調整してもらうこともあります。

たとえば、大工さんが釘を打つときに、釘が少し電気の配線に触れてしまったとします。でもその時は、壁の中の釘が配線に当たってるかなんてわかりません。発覚するのは検査の日。電気の配線は、漏電を防ぐために少しでも傷ついたらブレーカーが落ちる仕様になっています。この時は破損した配線はどこかを探るため、他の会社の人たちも一緒になって調査してくれました。

― 電気って難しそう…と思わないでほしい

当社の協力会社以外でも、現場で仲良くなった職人さんは複数います。また他の工事で会ったりして、人脈が広がるほど仕事はやりやすくなります。1~2週間に一度、工事に関係する業者が集まる定例会議があるのですが、ここでも信頼関係があれば発言がしやすくなります。照明器具の選定もここで行われるのですが、分譲マンションの場合、パンフレットなどを制作することが多いので、ここは図面通りに行かない可能性が高いので変更した方がいい、照明器具はこれがおすすめ…と、全体を把握した上で的確な提案をするようにしています。

皆さんの中には「電気工事」と聞くだけでビリビリ感電しそうで怖いとか、難しそうというイメージを持っている人もいると思います(実は私も入社前はそうでした)。でも、実際は電気が通ってない間にやる工事が圧倒的に多いし、危険なこともない。先ほどから言っているようにコミュニケーションを大切にしていれば、みんなが協力して助けてくれます。私も電気の知識はゼロの状態で入社し、CAD操作も仕事をしながら覚えました。未経験でも成長できる環境はしっかり整っていますので、安心してきてほしいです。