令和４年度の防災訓練を実施いたしました。

年に一度行っております防災訓練ですが、
今年は福岡市民防災センターの体験コースを活用し、
実践的な訓練を行いました。

■VR防災体験

※プロジェクターには、VR映像とは別の映像が流れています。

ＶＲゴーグルを装着し、専用のシートに着席。
風水害時「もし自分が車に乗っていたら…」
という映像で、シートが映像に合わせて動いたり、
風が出てきたり…と、非常に臨場感のある体験を
することができました。

■火災発生時の煙からの避難訓練
事前にセンターの方よりレクチャーを受け、
火災時の煙を疑似的に再現した空間からの避難体験をしました。

訓練用の煙は、吸ったことが分かるよう甘い香りがします。
実際の避難体験を終えた全員が「甘い香りがした…」という感想、
つまり実際の火災であれば煙を吸ってしまった、
ということになります。

なるべく煙を吸わずに避難する方法や、
避難灯が消えている際の、避難経路確保の仕方など、
身をもって学ぶことが出来ました。

■水消火器での消火訓練
火災発生時の周囲への声掛け、消火器の使い方を学び、
水消火器での消火体験をしました。

もちろん消火活動は重要ですが、火が大きくなりすぎてしまった際、
自分の身の安全を第一に考え、「逃げる」という判断をすることも非常に重要です。

■地震体験
今回は椅子に座ったままの状態で、
震度７（東日本大震災時の最大震度）を体験しました。

しっかり机の端を握って、力を入れていても、
グラグラと体が揺さぶられてしまいます。

実際に地震が起きた時は、
車を運転していたり、どこかで作業をしていたり…と、
今回のような着席状態よりも不安定な状態であること。
加えて、周囲にある家具が倒れてきたり、ガラスが割れたり…と
改めて地震発生時の対処・避難の難しさを痛感しました。

■センターの方による講習
実践的な体験を終えた後は、防災講習を受けました。


過去に日本で起きた災害を、実際の写真で振り返り、
自宅・会社でどのような防災対策を取ることが出来るのか、
改めて確認することが出来ました。




その他にも、センター内の資料や体験コーナーにて、
様々な自然災害・防災に関する知識を学びました。



今後も定期的な防災訓練を実施し、
緊急時の適切な行動・安全確保が出来るよう努めて参ります。